今回はわたしの病棟実習のツラかった思い出です( ̄д ̄)
病棟実習は緊張の連続でわたしは楽しいとは思えなかったのですが…
(まれに実習が楽しい、患者さんとお話するのが嬉しいという人がいますね。尊敬。)
今でもたまに思い出す、「あ~あの日はまじでキツかった」という1日があります。
そんな1日を振り返りたいと思います。
急性期病棟、怖いと噂される指導者さん
ゴールデンウイークも終わり、わたしたちのグループは急性期の某〇〇科での実習でした。
実習も1クール2クールと進み、その急性期病棟は別のグループがすでに実習しに行っていて、ある程度の情報が集まっていました。
もちろん指導者(病院の看護師)さんの情報も入手済み。
どうやら、厳しい指導者さんが1名いるらしく、目をつけられたら大変との噂。
どう大変かというと、看護計画や報告で少しでも引っかかるところがあると質問攻めらしい。
正しい回答ができない場合、最悪、指導者さんのOKが出るまで受け持ち患者さんのところに行けない。
患者さんのところに行けないということは、その日は実習させてもらえないということです。
実習させてもらえなかったら卒業も怪しくなるので、看護学生にとっては絶対避けたいことなのです。
骨折=熱が出ると回答し質問攻めにあう
恐る恐るその日の看護ケアの報告をすると、わたしの一言に対し指導者さんから質問が投げられました。
「骨折すると熱出るの?」
その当時、骨折すると発熱すると勘違いしていたわたしは、「出ます」と疑問もなく答えてしまいました。
(「骨折 症状」などで検索すると出てきますが、症状は痛みや腫れ、内出血などです)
アホな回答をしてしまったわたしのゆく末は。まぁ、結果は分かりますよね。
「え?なんで?なんで骨折すると熱が出るの?」と「はぁ?怒」と言わんばかりに質問がドワーっと飛んできました。
これですね、前置きがありまして。
決して楽しい雰囲気の和やかなムードの中での看護ケア報告ではないんです。
緊張感満載の病棟処置室の中で、他の学生5名いる前で、全員が全員緊張しているピリピリムードの中での恐れられている指導者さんからの「え?なんで?」です。
その瞬間、(あ~やっちゃったよ桜モチ子)と他の学生の誰もが思ったでしょう。
「炎症が~」とか答えたような記憶がありますが、焦りすぎてて記憶が曖昧です。
変な汗だけはダクダクだったことでしょう。
確か最後は「すみません、明日までに調べてきます(汗汗汗)」で終わったような。
他のメンバーになぐさめられながら、その日の実習はなんとか終えました。
大量の記録物やレポート作成を半徹夜で仕上げる

わたしの場合、次の日も病棟実習がある日は、睡眠は最低6時間は確保したいので帰宅したらすぐに記録物に取りかかります。
18時に帰宅し、いつも5~6時間集中して当日の振り返りと、翌日の看護計画を立てるのですが、その日は違いました。
この日は指導者さんと約束した「骨折」や「発熱」についてのレポートを明日の朝までにまとめなければいけない。
つまり。
- 当日の病棟実習の振り返り
- 翌日の看護計画
- 骨折について
- 発熱について[/box01]
この4つを一晩で終わらせなければならないのです。
1と2だけでも5~6時間はかかっていたのに、更に3と4も(゚Д゚;)
帰りの電車の中では暗い気持ちでいっぱいでしたが、勉強不足の自分のせいなので自業自得ですね。
自宅では猫に全力で邪魔され集中できないので、この日だけはファミレスを使いました。
平日の夜ということもあり店内は幸運にもガラガラ。
夕飯も兼ねて、ファミレスに居座らさせてもらいました。
このときほど4名テーブルの広さが有難すぎると思ったことはありません。
集中して勉強するのに机の広さは重要ポイントです。
自宅でも勉強する環境は効率をUPさせるため超大事です。
ゴールデンウィークは過ぎたといえど、夜中はまだ肌寒く、店内には数人のお客さんのみ。
骨折や発熱の症状、機序、看護ケアのポイントなどをガッツリまとめ、気づくと23時…。
しかし、まだまだやらなければいけないことがある状況の終わりの見えない絶望感は今でも覚えています。
孤独で、自分の不甲斐なさに泣きそうになりました。
終わりが見えたのは日付が変わったAM2時。
あとこれだけやれば、これだけ書けば、終わる…!と字を書きすぎて赤く半分感覚のなくなった指に最後の力を入れ、燃え尽きました。
帰宅したのは明け方4時。
「あ~、これが看護実習ってやつなんだね…」と力なく思った記憶があります。
太陽が昇る少し前の明け方にやっと眠りにつけました。
でも、こーゆうときって、次の実習のことを考えると不安や心配でスッと眠れないんですよね。
勝負の翌日の実習、突っ込まれずすんなりOK

睡眠時間2時間での実習は、起きた瞬間からツライです。
とにかく身体が重い。
そんなこと言ってられないので、目が赤いよとグループメンバーに言われながら実習病棟へ。
また質問攻めにあうんじゃないのか…ちゃんと答えられるかな…今日の実習ダメになったらどうしよう…
もう不安で不安でしょうがない。
緊張してノドはカラカラ、心臓はバクバク。
その日の看護計画の発表でとうとうわたしの番がまわってきました。
まず開口一番。
「昨日は色々不備があり申し訳ございませんでした。」と指導者さんに謝罪。
「それでは、本日の〇〇様(患者さん)の看護計画を発表させていただきます」
看護計画は約5分程度の発表ですが、その間なにも聞かれない、突っ込まれない、発表が終わっても「はい、分かりました」と指導者さん。
この対応はこの対応で、逆に呆れられてしまったのではないかと不安に。
しかし、呆れられたわけでもなく、その日1日いつも通りの実習でした。
「あ、あれ???」と拍子抜け。
しかし、間違った知識は正しい知識に更新され、もう「骨折=発熱」なんて言うことはないでしょう。
余談ですが、1クールが終わると実習指導者さんが点数をつけてくれるのですが、全クール中その急性期病棟では90点台の高得点でした。
うー・・・ん、なぜ(-“-)
最もツライ看護実習の1日、まとめ
今でも骨折の患者さんがいると、この日の出来事を思い出します。
当時のわたしは、骨折すると腫れてその周囲が熱くなるから、熱がでる!と思ったんでしょうね。
睡眠時間2時間で実習いくと、やっぱり身体がキツい…睡眠大事…。
振り返ると良くも悪くもいい思い出ですが、あの絶望感はもう二度と味わいたくないですね。