看護師の転職の失敗は、
- 自己分析があいまい
- 求人情報だけで決める
- 1人で判断しようとする
が原因です。
この3つをクリアさえすれば、転職の成功率は大きくUPします。
この記事では、
- 希望する職場に転職する方法
- ブラックな病院や職場の見分け方
- 転職サイトをうまく「利用する」コツ
をまとめました。
知るのと知らないのでは天と地ほどの差。
この記事を最後まで読んでいただければ、今より働く環境の悪い職場を避け、希望に合った職場に巡り合えるはずです。
転職の成功率UPに必要な3つのポイント
転職したいと思い、いざ行動してみてすぐに思うのが、
「今よりブラックな職場だったらどうしよ・・・」
というネガティブな気持ち。
看護師の対応についてのクレームが多すぎるし、医者は突然辞めるし本当にこの病棟終わってる。まじで転職失敗したと確信。2回目の転職活動開始決定
— ちゃまる (@Rcu7b9KQsVDwcHB) August 4, 2022
どんな職場もですが、実際に入って働いてみないと分からないことが多いんですよね。
- 譲れない条件を決める
- 優先順位をつける
- 転職サイトを利用
なぜ3つのポイントを押さえなければいけない理由を分かりやすく紹介しますね^^
絶対譲れない条件を決める
- 給料が高い
- 残業が少ない
- 人間関係がいい
あとは~
希望する条件はたくさんあると思いますが、その中でも絶対に譲れない条件を書き出してみましょう。
たとえば、
- 正社員orパート
- 残業は月に〇時間以下
- 通勤時間は片道〇分以下
- 月収は手取り〇万円以上
- 年収は〇万円以上
- 年間休日〇日以上
- 夜勤はしたくない
- 院内保育室がある病院
- ママナースが多い など
など。
ぼんやりイメージしている人も多いと思います。
より具体的にイメージすることで、入職したときのギャップを減らすことができます。
というのも、看護師の求人って星の数ほどあるし条件が様々なんです。
たくさんの求人を眺めていると、
- 「これもありかな」
- 「こっちもいいかも」
とブレるんですよ。
ブレると本来の希望とはかけ離れた求人に応募したり。
めんどくさくなって今の職場で耐えるだけの人生になります。
もし考えがグチャグチャになっても大丈夫。
今働いている職場で
- しんどいな
- 〇〇ならいいのに
と思っていることがあれば書き出してみるのがおすすめです。
たとえば。
「残業が少なくてラクな職場」を希望するその背景には、
そうすると、転職先に求めるのは、
- 委員会業務の負担が少ない
- 自立している患者さんが多い
ですよね^^
自分が何がツラくて、どうなりたいかのイメージがつきやすいですよ。
優先順位をつける
みんなが希望するような条件がいい職場、つまり超ホワイトな職場は人が辞めないので求人がそう出ません。
希望する条件をガッチガチに固めてしまうと、1歩が踏み出せず永遠に今の職場から抜け出せないことに。
なので、絶対に譲れない条件の中の優先順位をつけることが必要なのです。
たとえば、
- 片道15分なら月10時間の以下の残業はOK
- 年間休日が120日以下でも給料が高い方がいい
など。
どんな条件なら優先順位をさげても許容範囲なのか、をイメージしておくことで、
- ブレずに
- 希望に合った
- 後悔しない
転職をすることができます。
転職サイト(無料)を利用
看護師の転職で失敗や後悔を避けるため、
- 実際の仕事内容
- 実際の人間関係
- 入職してみないと分からないこと
の情報は絶対ほしいところ。
この内部の情報を持っているのが看護師の転職サイト(無料)です。
自分で求人を探したり、ハローワークで探すのもいいのですが、求人票には条件しか書いていないんですよね。
その点、転職サイトは、実際に病院やクリニックに行って内部事情の調査をしています。
また、過去に転職サイトを通して入職した看護師に、実際どうなのかアンケートを取っています。
私たち看護師が知りたいことは、
実際はどうなの?
ぶっちゃけ働きやすいの?
ってところなんですよね。
- 残業少ないはずが月に40時間
- 中堅看護師の派閥がバチバチ
- 希望休の申請したらイヤな顔された
みたいな職場は絶対に避けたいじゃないですか。
転職サイトを利用する最大のメリットは、内部事情を事前に知ることができる。だと思っています。
ただ、知り合いがすでに入職していたり、どんな職場なのか分かっていて安心できるところなら、転職サイトを使う必要はありませんよ^^
私の場合(転職2回失敗)
私は過去に転職サイトを2回利用したことがあるのですが、どっちも失敗したな~と思っています。
その原因は、希望条件も優先順位もあいまいだったから。と今だから言える。
資格をとって4月に間に合うようギリギリに就活を始めたのですが、時期もよくなかったし、紹介される求人も少なかったんですよね。
「とにかく就職しないと!」と焦る日々。
紹介されて面接に行った総合内科病棟は、薄暗くてスタッフさんの表情もあまり良くない印象の病院でした。
まぁ不採用だったんですけどね。
その後、知り合いがそこで働き始めたと聞いたのでどうなのか聞いてみると、
- 残業当たり前
- 人少なくて激務
のブラックよりな病棟でした。
もうひとつは看護師ではなく事務職の転職だったのですが。
やっと決まった会社は、片道1時間、残業毎日2時間、繁忙期は家に着くのが23時すぎのブラック会社。
どっちも転職サイトを利用したのですが、うまく転職サイトを利用できなかったんですよね。
希望条件も、ぜったいに譲れない条件も、曖昧のままスタートさせたことが最大の失敗原因です。
それとブラックな職場は共通した特徴があります。
その特徴知っているだけでもブラックな職場を避ける率がグンと上がります。
超重要!ブラック病院を見極めるポイント
ブラックな職場は激務だったり残業が多いなど、働く環境が悪いので人が定着しにくいんですよね。
つまり、辞める人が多いんです。
辞める人が多い職場は、
- 常に求人がでている
- 採用人数が多い
- 高給与をアピール
- 面接担当者の態度が悪い
- 職場が汚い
- 余裕がなく忙しそう
- スタッフの態度が冷たい
- 職員たちがぎくしゃく
こんな特徴があるんですよ。
ブラック病院の特徴①求人欄
ブラック病院を求人欄で見分ける方法は、
- 常に求人がでている
- 採用人数が多い
- 高給与をアピール
です。
定着せず辞める人が多いので常に求人をだしていたり、数人ではなく1度に多くの人数を募集しています。
いろんな転職サイトに求人が載っているのもポイントです。
また他と比べて高給与のことがあり、高給与で目立たないと人が来ないからです。
ブラック病院の特徴②面接
面接時にブラック病院を見分ける方法は面接官の態度です。
- 態度が悪い・冷たい
- 言葉にトゲがある
- 視線を合わせない
みたいな、歓迎されていない雰囲気なら注意です。
ブラックな職場は常に求人をだしているので、面接も多いはず。
採用されても定着せずすぐに辞めてしまう人ばかりなら、面接官もやる気は低下しますよね。
また、面接には看護部長や師長など、上の人が同席することも多いと思いますが、
- 威圧的
- イジワルな感じ
がするときも要注意です。
もし入職したら看護部長や師長は私たちの上司になります。
少しでも嫌な感じがしたら、入職の返事はまだ他をみてからでも遅くないはず。
ブラック病院の特徴③見学
面接時には、病院や施設内を案内してもらえることが多いです。
もし見学時に、
- 職場がにおう・汚い
- 余裕がなく忙しそう
- スタッフの態度が冷たい
- 職員たちがぎくしゃく
みたいなことがあれば、ブラックな職場の可能性が高くなります。
特に職場が汚なかったり、患者さんの身なりが目立って整っていないのは要注意です。
そんな職場は、掃除をする余裕がないほど忙しい証拠です。
ブラックな職場は常に人が少ないので忙しいのでとにかく余裕がありません。
面接時の見学に来ていたとしても、「あぁまたどうせすぐ辞めるんだろうな」みたいな態度にもなります。
職員同士もコミュニケーションが少なく表情も暗いんですよね。
建物や設備が古くても、掃除する余力がある職場ならきれいに整えられているはずです。
転職サイトのメリット・デメリット
転職サイトを利用する最大のメリットは、実際どんな病院なのか?の情報を持っていることです。
実際に中で働いている人の口コミって、どこ探してもないし、あったとしても偏っているんですよね。
それに、自分1人だけで探すのには、
- 求人比較
- 書類作成
- 応募
- 面接
と時間がかかり、疲れてくると妥協したり適当になる可能性がグンと上がります。
ただ、注意なのが転職サイトの中には、
- 電話だけの軽めの調査×
- 訪問してがっつり調査◎
など、どの程度の情報を持っているのかに差があります。
上辺だけでなくしっかりした情報収集をしている転職サイトを選ぶこともとっても大事。
他にも、すぐに埋まってしまうような人気の非公開求人があったり、
- 書類や面接フォロー
- 入職後のサポート
など、転職について回る不安や悩みの窓口になってくれます。
転職サイトに登録すると、避けては通れない「やり取り」が必ず発生します。
転職サイトって、私たち看護師を就職させようと一生懸命になってくれるんですよね。
- 希望条件のヒアリング(初回のみ)
- 求人紹介
- 進捗状況
などのやり取りが面倒、しつこいという口コミは一定数あります。
ただ今は時代の流れを感じてか、LINEでやり取りできる転職サイトもあるんですよ。
何も希望しなければ転職サイト側のペースになりますが、
- 電話は2週間に1度
- 〇曜日の〇時頃に〇分間ならOK
など希望を伝えれば合わせてくれます。
むしろこっちに合わせてくれない転職サイトは利用するのをやめた方がいいです。
転職サイトを上手に利用するポイント
転職サイトをうまく利用するには、
- 遠慮しない
- 複数登録する
- 担当との相性を軽くみない
です。
上手に利用するポイント①遠慮しない
転職サイトを上手に利用するには、
- ブレない
- 流されない
ことが大事。
その為には、
「こうしてほしい!」「こんな職場で働きたい!」
を遠慮なく伝えましょう。
転職サイトは、紹介すると紹介料が病院から転職サイトに入るカラクリ。
なので転職サイトは入職してもらいたいんですよね。
だから転職サイトがおすすめする職場は、私たち看護師にとっては違うこともあります。
そこは、
「希望の条件と違う」
「ピンと来ないので他をお願いします」
としっかり伝えましょう。
連絡の頻度もしつこいと思うくらい多いなら、もっと少なくしてもらいましょう。
初回のヒアリングで電話で伝えて、さらにメールやLINEのやり取りでも再度伝えておくと確実です。
ちなみに初回の電話は本人確認の意味もあり、どこの転職サイトも共通です。
上手に利用するポイント②複数登録する
転職サイトは、
- 求人数
- 紹介エリア
- 連絡方法
- 内部の情報量
がそれぞれ違います。
- 主要都市に強い
- 地方に強い
- 病棟求人が多い
- クリニック求人が多い
など、紹介できる職場は転職サイトでけっこう違うんですよ。
限られた求人の中で選ぶより選択肢が多い方が、より自分に合った職場を見つけることができます。
転職サイトのQ&Aにもありますが、転職サイトはいくつも登録してOKだし、登録したらといって必ず面接や就職しなければいけない決まりはありません。
選び方はこの記事を読めば間違いありません。
https://nurse35.work/dore-kangoshi-tensyoku/
複数登録するメリットは、
- 選択肢を増やす
- より良い求人を比較する
- ブラックな職場を見極める
です。
上手に利用するポイント③担当との相性
転職サイトに登録すると、1人の担当者つき転職をサポートしてくれます。
複数登録するメリットにもつながるのですが、担当者との相性ってものすっごく大事です。
いくら口コミの良い転職サイトに登録しても、担当者との相性が悪ければ転職の失敗率はあがります。
反対に、口コミは微妙でも相性のいい一生懸命な担当者にあたると転職の成功率はあがります。
- 話しがかみ合わない
- ゴリゴリ押してくる
- こっちの希望はスルー
- 自社の利益しか考えてない
- そもそも態度が悪い
つまり、少しでも違和感を感じたら要注意ですよ。
もし、担当者との相性が悪いと思ったら、
- 担当を変えてもらう
- 別の転職サイトを利用
しましょう。
転職サイト1つしか登録しないと、担当者の対応の比較もできないので、こういう意味でも複数登録がおすすめです。
転職におすすめの時期とその理由
看護師が転職活動するのにおすすめの月は冬頃~2月頃にかけて。
求人数だけでいうと、
- 1~2月
- 9月~12月
の順番で多く出る傾向です。
求人数が少ない春や夏に転職することも可能ですが、求人数が少ないので、限られた中で選ばなきゃいけないんですよね。
求人数が少ないと比較ができないし、希望に合った求人に巡り合う確率も減ってしまいます。
ただ、クリニックは人が辞めたらすぐに求人が出て、募集人数も少数です。
大きな大学病院では、来年度の4月に向けて1年前から求人募集するところもあります。
もし気になる大学病院があれば、夏前からホームページも一緒にチェックしてみてくださいね。
転職サイトの選び方のコツや注意点
転職サイトの選び方のコツ
看護師の転職サイトはたくさんありますが、
- 求人数
- 紹介エリア
- 内部の情報量や質
- 連絡方法(電話やLINE)
が違います。
その中でも重要なのはエリアと施設の求人数です。
- 働きたいエリアの求人数
- 働きたい施設(病棟orクリニックなど)の求人数
この2つは必ずチェックしましょう。
また、
- 未経験
- 第二新卒
- ブランクあり
の状況別の求人数で見ることも重要です。
https://nurse35.work/dore-kangoshi-tensyoku/
こっちでも詳しくまとめました。
求人数の多い転職サイト
ただ、ナース人材バンクはクリニックや介護施設に強いので、病院を探しているなら他の転職サイトも登録しましょう。
レバウェル看護は登録すると、実際に働いた人のレビューを見ることができます。
- 働きやすさ
- 人間関係
- 残業の程度
など、転職する前なら絶対にほしい情報が見られるんです。(すべての求人ではない)
レバウェル看護は病院やクリニックに実際に訪れ、採用担当者や看護部長だけでなく、現場の看護師にアンケートを取って質の高い情報収集を行っているんですよ。
比較できる情報をくれるので、面接にいく価値がある求人なのかをグッと絞ることができます。
その分、初回のヒアリング(電話)はしっかり丁寧に行っています。
また何といってもLINEでやり取りできるのが良い。
- 病院
- 施設
- 訪問看護
- クリニック
の幅広い求人に対応している上に、
- 未経験
- 第二新卒
- ブランク
の求人数も他に劣りません。
\もちろんどちらも無料/
⇒レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )
転職サイトの選び方の注意点(闇)
転職サイトの選び方で外せないポイントは、
- 希望エリアの求人数
- 内部情報の量や質
です。
その両方をクリアしているのはレバウェル看護ですが、転職サイトは最低でも2つ登録しておきましょう。
「どの転職サイトを使うかよりも、誰に紹介してもらうか。」
が大事と前にも書きましたが、担当者によっては私たち看護師の満足度より会社の利益を優先する人もいます。
転職サイトは利用する看護師は完全無料なのですが、転職サイトはボランティアではありません。
入職したら紹介料として病院からお金が支払われるのですが、そのお金で運営しています。
つまり、1人紹介すると、
- 年収400万円⇒80~120万円
- 年収500万円⇒100~150万円
ざっくりですが、100万円前後を病院からもらえるといわれています。
転職サイトも利益を上げていかないといけないんです、企業なので。
なので、求人を紹介する担当者が、全員が全員看護師のために一生懸命かというと残念ながらそうではありません。
中には会社の利益優先で、ゴリゴリ押してくる強気の担当者もいるんです。
そんな担当者は希望条件に合致していなくても言葉巧みに面接させようと誘導してきます。
ただ、会社の利益ではなく看護師のために一生懸命探してくれる常識ある担当者もたくさんいます。
絶対に転職で失敗したくないのなら、その優良な担当者についてもらうのは必須。
でも一つしか転職サイトに登録しないと比較ができず、いいのか悪いのかも分からないんですよね。
- 話しがかみ合わない
- ゴリゴリ押してくる
- こっちの希望はスルー
- 自社の利益しか考えてない
- そもそも態度が悪い
こんなに分かりやすいイヤな担当者ならいいのですが、
「丁寧で感じは良いけどなんかモヤっとする・・・」
というパターンも多いと思うので、そのモヤっとがスッキリして信頼できる担当についてもらうためにも何個か登録して比較してくださいね。
看護師の転職サイトよくあるQ&A
もちろん大丈夫です。教育体制が整っており、ブランクやキャリアが短い方でも就業できる病院などございますので、まずはお気軽にキャリアアドバイザーにご相談ください。
もちろん大丈夫です。転職時期が決まっていない、転職するかどうかもまだ迷っているという方でもお気軽にご登録ください。
紹介された求人に興味がない場合はお断りいただけます。紹介した求人がご希望に合わないものである場合はご遠慮なくお申し出ください。
【看護師の転職】成功率UPに必要な3つのポイント、まとめ
看護師の転職の成功率をUPさせるには、
- 譲れない条件を決める
- 優先順位をつける
- 転職サイトを利用
の3つがポイントです。
今よりも環境がいい職場にいくには、自分がどうしたいかが1番のカギになります。
転職サイトを利用するメリットは、
- 求人検索や比較の精度を上げる
- 実際に働いている人の口コミを入手
できることです。
転職が失敗する原因は、入職前のイメージと実際に働いた後のギャップです。
このギャップの差をより小さく、膨大な求人の中でいかに自分の希望に近い職場を見つけられるかがカギです。
その為に転職サイトをうまく「利用」してくださいね。
\もちろんどちらも無料/
⇒レバウェル看護 ( 旧 看護のお仕事 )